MacでHomebrewを使ってCocoa Emacsを導入する
(2015/01/25追記) Mac OS X YosemiteでHomebrewからEmacsをインストールした際に記事をアップしました。こちらも参考にしてみてください。
最近Cocoaで遊ぶためにXcode、Androidで遊ぶためにEclipseのようなIDEに浮気気味でしたが、やっぱりコード書くならEmacsが圧倒的に便利です。というわけで、Homebrewを使ってEmacsを導入してみました。
Emacsのインストール
wgetやglobalといったUNIXツールもちょこちょこと欲しかったので、今回はHomebrewを使ってみます。
Xcode 4のインストール
HomebrewはXcode 4に同梱されるLLVMコンパイラを使うため、事前にMac App Storeからインストールしておきます。
http://itunes.apple.com/jp/app/xcode/id497799835
Homebrewのインストール
ターミナルを起動し、
% /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.github.com/gist/323731)"
でインストールを実行します。
Emacsの起動
CUIの場合
ターミナルで、
% /usr/local/Cellar/emacs/23.3b/bin/emacs -nw"
で起動します。ただしデフォルトでは8色表示なので、下記のようにaliasを定義しておくとよいと思います。
alias emacs="TERM=xterm-256color /usr/local/Cellar/emacs/23.3b/bin/emacs"
Emacsの設定
~/.emacs/init.el の基本的な設定だけを挙げてみます。
Emacs Lispの格納先
ローカルで管理するEmacs Lispの格納先にload-pathを通します。僕の場合は、~/.emacs.d/elispとしています。
(add-to-list 'load-path "~/.emacs.d/elisp")
日本語環境
UTF-8で統一しておくと、他のアプリとのコピペが楽です。
(set-language-environment "Japanese") (set-default-coding-systems 'utf-8) (set-terminal-coding-system 'utf-8) (set-keyboard-coding-system 'utf-8) (set-buffer-file-coding-system 'utf-8)
フォント設定
font-familyを指定するだけの最低限の設定です。
(if window-system (progn ;; フォント設定 ;; (prin1 (font-family-list)) でfont-familyの出力可能 (set-face-attribute 'default nil :family "Menlo" :height 120) (set-fontset-font nil 'japanese-jisx0208 (font-spec :family "gothic")) ) )
ちなみにEmacsでM-x eval bufferと実行すると、再起動しなくても即座にinit.elが反映されて便利です。
OptionキーをMetaキーにする
僕の場合はCUIでEmacsを使う事がほとんどなのですが、ターミナル上で起動するとOpetionキーやCommandキーがMetaキーに割り当てられておらず不便です。その場合は、ターミナルの[環境設定]→[キーボード]を開き「メタキーとしてoptionキーを使用」にチェックを入れます。
~/.emacs.d/init.elについては、GitHubでも公開してますので、良かったら参考にしてみて下さい。
https://github.com/uents/dotfiles/blob/master/dot.emacs.d/init.el
というわけで、Have a lot of fun with Emacs :-)